2006年は暇に泣かされた年。(といっても暇で泣く訳ないか)
新しい土地での生活って新鮮で何しても楽しいけど、やっぱり友達も少ないし淋しいこともある。
自由気ままな独身会社員生活のように何でも手に入ることも少ない。
やっぱり若くて身体が健康なうちは働きたい意欲が満開なのに、仕事もできないとなるとストレスが溜まるのです。なんて贅沢な悩みなんや・・・
と悶々とした日々を送っていたのですが、
ひょんなことから裁判の訴状の翻訳の仕事をさせてもらうことになりました。
ずっと自宅でせっせと翻訳をしていたのですが、専門用語やタイの法律・裁判事情でどうしてもつまづいてしまい、
昨日から弁護士事務所にお邪魔して、担当の人に聞きながら翻訳を仕上げている所です。
私の住む郊外で随一のオフィス街にあって、割と新しいビルにそのオフィスはあります。
「弁護士事務所」と聞いただけで最初はすごく構えていたのですが、緊張感なんてこれっぽちも無い。
全員で9人ほどが働く小さな事務所で、みーんなのんびり。
暇すぎて新聞読む人、クロスワードする人、お菓子を食べる人、編み物を始める人・・・
日本ならもし暇でもそこまでリラックスはしない。っていうかそんな人がいたら怒られる
とりあえず何かしてるフリでもするでしょう。
昼ご飯はアシスタントが全員分買ってきたものが大皿に盛られ、会議室の大テーブルでみんなで食べます。
今日で2日目だったのですが、すっかり馴染んで(超仲良しって言う意味ではない)
仮に与えられたデスクにどっしり座って、黙々と作業。
私語が飛び交う事務所でただ一人、何もしゃべらずに机にかじりついているので、
多分私は暗い人だと思われているやろうな。
でもこの雰囲気、かなり居心地がいい。ちょっと疲れてぼーっとしてても逆にすごく自然。
あぁ、日本社会に戻れるのだろうか